PICKUP PLAYERS
【井上選手】
　キャリア豊富なベテランリベロがレッドロケッツに新加入した。昨シーズンまでプレーしたデンソーエアリービーズだけでなく、ＪＴマーヴェラス、ルーマニアのＣＳＭブカレストでも活躍した井上琴絵の持ち味は、何といっても正確なディグ力と抜群の運動神経だ。
「若い頃はどんなボールも自分が取ろうと動きすぎてしまったこともありました。でも今はチームとしてブロックとレシーブが連動してボールをつなぐトータルディフェンスに力を入れているので、いかに動かず取れるか。それも１つの持ち味にしたいです」
　試合中も会場に響く声で的確な指示を出し、攻撃陣には相手のブロックやレシーブの陣形を伝え、攻める時はブロック枚数を伝え「行け！」と声で後押しする。これまで対戦してきた時は何とも手ごわい相手であったが、味方になるとこれ以上頼もしい存在はいない。
「女子選手はまだ移籍も少ないですが、私自身としては１年１年その時々で自分のレベルアップに向けて最善の道を選んできました。レッドロケッツの選手はコートの中だけでなく、外でも『さっきのプレーはこうだったね』とよく話をしているチーム。コミュニケーションの面でも技術向上に対する姿勢も優れた選手が多いので、ここで自分に何ができるか。とても楽しみです」
　優勝するために来た。そう言い切る新たな守護神が見せるプレーの数々や、仲間を奮い立たせる声。より熾烈になるリベロのポジション争い、井上が発揮する存在感に注目だ。

【島村選手】
　リオデジャネイロ、東京と２大会続けて五輪出場を果たしたミドルブロッカー、島村春世は在籍12年目を迎えた。
「スギ（杉山祥子）さんが15シーズン、その数字が私には偉大で憧れでした。入ったばかりの自分にはずっと遠くにある記録だと思っていましたが、自分もここまで来られたのか、と思うと嬉しいです」
　いい時ばかりでなく、チャレンジマッチに臨んだことやケガで満足にプレーすることもできなかったシーズン、苦しい時期を何度も乗り越えてきたベテランだが、意外にもⅤリーグの開幕戦をホームで迎えるのは初めてだと笑う。
「私は鎌倉出身で、高校も川崎橘なのでとどろきアリーナは本当にホーム中のホーム（笑）。高校時代の後輩が川崎市内の中学や高校で教員になって『試合を見に行きます』と言ってくれるのが嬉しいし、川崎だけでなくレッドロケッツは神奈川のチーム、とたくさんの方に認識して、応援してもらえるようになりたいです」
　島村が東京五輪を戦う間、レッドロケッツの若い選手たちは個々の技術力向上に取り組んできた。伸び盛りの若手に「みんなものすごくレベルが高い」と目を細めるが、まだまだ伸び盛りであるのは島村も同じだ。
「私もめちゃくちゃ頑張ります。負けませんよ」
　今シーズンもチームにより多くの得点をもたらすべく、縦横無尽にコートを駆け回る。
 
【古賀選手】
　誰よりも多くの得点をもぎ取り、コートの中やタイムアウトの最中、常に周囲へ声をかけ「何をすべきか」伝え続ける。古賀紗理那の姿は、まぎれもなくレッドロケッツを束ね、引っ張るエースの姿そのものだった。
　今夏、東京五輪でも攻守の要として活躍が期待されたが、初戦のケニア戦でブロックからの着地時に相手選手と交錯して右足首を負傷。望んだ成果を得ることはできなかったが、負傷からの復帰戦となった韓国戦ではケガなど感じさせない逞しい姿でチームを牽引し、悔し涙を流す古賀の姿があった。
「結果がすべてだと思っているので、結果を出せなかった以上、危機感もあります。だからこそ今シーズンは女子バレーって面白い、と思ってもらえるような試合をしないといけないし、来て下さった方々が『やっぱり来てよかった』と思ってもらえるプレーを見せていかなきゃいけないと思っています」
　まだ右足首の状態は万全ではないが、焦る気持ちはない。
「今シーズンはリーグが半年と長いので、終盤の勝負所に向けて調子を上げていきたい。今はこの状態でもできるプレーがあると思うので、どんな状況で出場するにせよ、出る時は１２０％の力を発揮したいです」
　今季の目標は優勝。そして自身に課せる課題も１つ。
「今シーズンはファンの方々と接する機会も増えてくると思うので、“塩対応”と言われないように（笑）。皆さんのご声援と期待に応えられるように頑張ります」
　プレーだけでなく、新たな楽しみが広がりそうだ。

「試合の見どころ」は10/16の試合情報へ

ご来場されるお客様へのお願い

アリーナ内では必ずマスクの着用をお願いします。

①観戦について

他のお客様との握手・抱擁・ハイタッチなどは行わないでください。

②ソーシャルディスタンスの確保

各待機列において、ソーシャルディスタンスの確保のご協力をお願いします。

③消毒、換気の徹底

入場ゲート付近及びアリーナ内の各所に消毒液を設置し、トイレ内にはハンドソープ、紙タオルを設置いたしますので、ご利用ください。

④ゾーニングについて

お互いの接触を避けるため、アリーナ内を3つのゾーンに分けさせていただきます。指定されたゾーン以外への立ち入りはくれぐれもお控えください。

⑤応援について

声を出しての応援、応援旗や応援幕の持ち込みとアリーナ内での掲出は禁止させていただきます。

⑥各種イベントについて

今シーズンは選手と直接接触を伴うイベントは実施いたしません。

⑦ファンサービスについて

今シーズンは選手からファンの皆さまへの直接接触を伴うファンサービスは全て中止とさせていただきます。
選手が会場内へ入退場する際のいわゆる、”出待ち行為”も禁止とさせていただきます。

⑧顔認証入場

顔認証入場システムによる入場管理を実施します。

⑨アルコールについて

アリーナ内へのアルコールの持ち込みは禁止します。また黙食へのご協力をお願いします。

Vリーグ「新型コロナウイルス等感染症へ対策について」
https://www.vleague.jp/covid19/social.html