吉田の安定したサーブレシーブから川上がブロックタッチを狙い、1点目を先取すると、序盤は川上のスパイク、サーブが起動し、チームの流れを掴む。野嶋・柳田もフェイントを使い、群馬銀行のリズムを崩す。その後、群馬銀行にリードを許すも、中盤、藤井を中心とした好ディフェンスでボールを繋ぎ、スパイカーがそれに応えるようコースを狙い、14-14と差を縮める。群馬銀行の粘りにおされるも、川上のブラックシャット、スパイクポイントで19-17とリードし、澤田がミドル・アウトサイドと使い分け、群馬銀行のブロックを揺さぶる。終盤、藤井の2段トスから柳田のライト攻撃で更に点差をひろげる。吉田・甲のコンビブロックで相手の攻撃をシャットアウトし23-19とリード。さらに、甲・柳田の時間差攻撃で24点目を取る。最後は群馬銀行の失点で、25-20となり1セット目を先取する。
 2セット目、群馬銀行の流れに押されるが、NECの強みである繋ぎでチームに流れを戻す。川上のサイド攻撃が起動し、2-3。藤井の安定したサーブレシーブからの柳田のライト攻撃で群馬銀行のレシーブを弾く。ところがその後、群馬銀行の強いサーブでリズムが崩れ、サイドから攻撃され4-9と差がひろがる。常にリードされつつも、野嶋・吉田が冷静に判断し、ブロックシャットを狙う。中盤、柳田の好ディフェンスから野嶋のブロード攻撃で、7-9と差を縮める。その後は群馬銀行の早いサーブにおされてレシーブが崩され、NECのコンビバレーが使えない苦しい状況が続く。途中交代で入った塚田・山内が流れを戻し、群馬銀行をせめ、12-14と離された点差をつめる。さらに山内のパワーのある攻撃でチームに勢いがつく。終盤、群馬銀行の繋ぎでリードされる中、粘り強く立ち向かい、19-24と差を縮めるが、レシーブ・サーブと粘りを見せるも、20-25とセットをおとす。
3セット目、群馬銀行のレフト攻撃で1点目先取されるが、コート内で声をかけ合い、全員でボールを繋いでいく。吉田のコースを狙った攻撃からチームに勢いがつき、野嶋のブロックシャットで4-4と追いつく。スタートで起用された山内のサーブで相手のレシーブを崩し、野嶋がダイレクトで相手のコートにボールを落とす。終盤、古谷・野嶋のコンビ攻撃で相手のリズムを崩し13-6と差を広げる。最後は甲のダイレクトスパイクで15-8。セットカウント2-1で勝利した。