決勝進出をかけた準決勝は、昨年のリーグ戦で悔しい思いをした久光スプリングスとの一戦となった。

１セット目。
サラのサーブから上野の得点で試合がスタート。続けて古賀のスパイクが決まり2-0とすると、そこから点数の取り合いとなる。山内のサービスエースと塚田のブロックポイントで流れを作るが、なかなか流れを掴むことが出来ない。塚田と古賀のナイスレシーブ、小島のナイスブロックフォローからサラが決めると、12-9とテクニカルタイムアウトを先行する形で迎える。その後少しずつ点数を縮められたが、２枚替えで入った柳田が相手レフトをブロックすると、17-13とまたリードを広げる。さらに上野やサラが要所で決め切り点差を広げ、最後はピンチサーバーで入った野嶋がナイスレシーブを魅せ、古賀が決め切り25-20と先取した。

2セット目。
序盤、久光のオフェンスに決められるがNECも山田・サラがスパイクを決め、点差を広げずついていく。サラの2本連続サービスエースで一歩前に出るが、久光のブロックポイントやスパイクによりそこから抜けられず12-11となる。テクニカルタイムアウト直後、２枚替えで柳田と澤田を投入。澤田のナイスレシーブ2本と山田のブロックで流れを掴み、その後古賀のブロック、柳田のスパイクで一気に16-11と先行する。20点以降ロングラリーを取りきれない場面があったものの、最後まで流れを渡すことなく古賀が決め、25-21で連取した。

３セット目。
久光のオフェンスやサーブに崩され出だしを先行されてしまい、サラや古賀の決定打もあったがなかなか波に乗れず、7-12と５点差をつけられてテクニカルタイムアウトを迎える。そこから２枚替えで入った澤田のナイスレシーブと、サラに代わり入ったキャプテン古谷が決め、少しずつ点差を縮め流れを作っていく。柳田のキレキレのスパイクや相手のミスもあり17-18とすると、上野のサービスエースで一気に流れを掴む。古賀のスパイクで20-20と同点とし、終盤も大事なところで古谷が決めるが、お互い点数の取り合いになる。久光のサーブに崩される中、古賀が難しいボールを決め切り流れを掴みかけるが、久光のオフェンスに対応出来ず27-29で3セット目を落とした。

４セット目。
澤田・柳田がスタートから入る。1点目から柳田が決め、山田のブロックポイントもあり良い流れでスタートする。少しずつ久光の流れになりそうな場面で山田に代わり島村が入ると、得意のブロード攻撃を2本連続で決め、そこからサラのスパイクや古賀のスパイク、久光のミスもあり12-9とリードしてテクニカルタイムアウトを迎える。タイムアウト明けも柳田のライトからの攻撃や島村のブロードで、コート幅9mをめいっぱい使った澤田のトスワークにより点数を重ね、14-10と先行する。その後も島村のブロード攻撃、さらにサラが相手を見て空いているところにフェイントを落とすと、上野の速攻も決まり20-14と先に20点台にのせる。20点目以降もサラと古賀のスパイクで点数を重ね、最後は柳田がライトから決め切り25-18。セットカウント3-1で決勝戦進出を決めた。

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